
ご注文商品の掲載イラストやデザインのイメージラフなどに生成AIを利用される場合、権利関係や利用条件のほか、解像度・色味・仕様など、印刷や制作にあたっていくつか確認が必要な点がございます。
お客様のイメージをできるだけ正確に形にし、スムーズに制作を進めるためにも、生成AIで作成した画像をご用意いただく際は、あらかじめ以下の内容をご確認くださいますようお願いいたします。
権利関係・利用条件について
生成AIにて掲載・印刷用画像をお送りいただく場合
生成AIにてイメージラフ画をお作りいただく場合
最後に
権利関係・利用条件について
生成AIで作成した画像であっても、第三者の著作権や商標権などの権利を侵害する可能性があります。「AIで生成した画像だから自由に使用できる」とは限りません。意図せずとも既存のデザイン・イラスト・キャラクター・ロゴなどに類似してしまう場合もございます。
また、利用するAIサービスによって生成物の利用条件等が異なる場合がございます。お客様ご自身で利用されるAIサービスの利用規約をご確認ください。
弊社では、ご提供いただいた画像についての権利関係の確認や、お客様がご利用されている生成AIサービスの利用規約の確認は行なっておりません。
これらの使用に関して発生する問題につきましては、弊社は一切の責任を負いかねます。すべてお客様の責任においてご対応いただきますようお願いいたします。
生成AIにて掲載・印刷用画像をお作りいただく場合
生成AIで作成された画像はWEB上で表示することを前提とした仕様になっている場合が多く、印刷に適した解像度や色設定、サイズ、仕上がりになっていないことがございます。
解像度が不足している
生成AIによって作成された画像の多くは、WEB上での閲覧を前提とした低解像度で出力されます。一方、印刷物では、印刷するサイズや用途にもよりますが、高解像度の画像が必要です。
具体的な数字で表すと、生成AI画像は72〜96dpi程度の画像ですが、印刷物には300〜350dpiほどあると望ましく、解像度が不足した画像を印刷に使用すると、不鮮明でぼやけた印象の仕上がりになってしまいます。
※こちらはあくまでボヤけを表現したイメージ画像です。 実際には、印刷サイズ・画像解像度・デザイン等によってぼやけ具合は異なります。
カラーモードの違い
生成AIによって作成された画像は、WEB上での閲覧を前提としたRGBカラーで出力されます。一方、印刷物はCMYKカラーとなりますが、RGBカラーとCMYKカラーとでは、そもそもの色の表現方法が異なるだけでなく、再現できる色の範囲(色域)にも違いがあります。
この仕組みの違いにより、生成AI画像を印刷データに変換する際には「色のくすみ」が発生し、どうしても全く同じ色味にはなりません。
RGBカラーとCMYKカラーの仕組みについては、以下のページ「Q.画面で見えている色と、印刷した時の色はなぜ違うの?」にも詳しく書かせていただいておりますので、よろしければご覧くださいませ。
商品の縁まで画像を印刷する場合
例えば、診察券をご注文いただき、お送りいただいた画像をカードの縁まで印刷するといった場合、画像には「塗り足し」を設けていただく必要がございます。
塗り足しとは、仕上がりサイズよりも少し外側まで背景を広げておく部分のことです。
カードなどの印刷物は、仕上がりサイズよりも大きな用紙に印刷した後、四方を断裁することで仕上げていきます。もし塗り足しがないと、断裁ズレが生じた際にカードの端に白い部分が出てしまうことがございます。
カードの縁まで印刷するようなデザインの場合は、あらかじめこの塗り足しを考慮した画像をご用意ください。
生成AI特有の不自然な仕上がりについて
生成AI画像は、人物の手や指などといった細部、小物の形、背景、文字、全体のノイズ感など、不自然な表現や実際のものとは異なる内容が含まれていることがございます。
ご支給いただいた画像に含まれる内容につきましては、弊社ではその正確性・自然さ・完全性等を保証いたしかねますので予めご了承ください。
生成AI画像の確認・判断について
お送りいただきました生成AI画像は、通常の画像データと同様に、解像度・カラーモード・画像サイズ等、印刷に適したデータであるかを確認いたします。ただし、生成AIによる画像の作成方法や生成過程、画像内部の処理内容等については、弊社では確認することができません。また、弊社での確認は、印刷に必要な画像データの仕様確認および目視による確認が中心となるため、画像に含まれるすべての問題や、印刷時に生じる可能性のあるすべての不具合を発見・判断できるものではありません。
そのため、弊社から「印刷に適していない」といったご連絡がない場合でも、その画像が印刷物として完全に問題がないことを保証するものではありません。
生成AIにてイメージラフ画をお作りいただく場合
弊社では、お客様からラフ画をお預かりし、そのラフ画をもとにデザインを制作する「ラフ画を元に作成」コースがございますが、デザインによっては近い仕上がりを再現できない場合がございます。
掲載情報の文字が小さい
生成AIで作成された画像は、全体の構図を優先するため、情報量やデザインによっては文字が小さく掲載されていることがあります。
画面上では画像を拡大したり、デバイスの性能によって文字を認識できていても、印刷物ではある程度の文字サイズを確保しないと読みづらくなってしまったり、印刷時のかすれなどにも繋がります。
弊社では、小さくとも6pt以上の文字サイズを推奨しております。
お送りいただきましたラフ画に小さい文字がある場合には、一部の情報を省略させていただいたり、情報の載せ方を変えたりと全体のバランスをみて調整させていただく場合がございます。
ラフ画に掲載されている文字(フォント)について
お送りいただきましたラフ画を参考に、弊社にあるフォントの中から似たもので作成させていただくこととなります。多数のフォントを揃えておりますが、近いものでお作りできない場合もございますのであらかじめご承知おきください。
ラフ画にイラストやあしらいが掲載されている場合
人物や動物、キャラクターなどのイラストが載っている場合
ラフ画を参考に近いイメージの素材を使わせていただくこととなります。なお、こちら既存の素材を使うことから、テイスト、ポーズ、表情、色味等全く同じにはなりませんので、何卒ご了承ください。
あしらいや模様がある場合
こちらもラフ画を参考に近いイメージの素材を使わせていただくこととなります。テイスト、細部の表現、色味等全く同じにはなりませんので、何卒ご了承ください。
生成AI画像のラフ画をお送りいただく際のポイント
生成AIにてラフ画をお作りいただいた際にはどういった文章を入力されましたでしょうか?
「落ち着く印象にしたいから木々や葉のデザインで」「温かみのある北欧風に」などなど、ご入力いただいた文章にはどういった意図でそのデザインにしたいのかというレイアウトを作成させていただくための重要な内容が含まれていることがございます。
もしよろしければラフ画の送付とともにそちらの文章も合わせてお伝えくださいませ。
デザイナーがご要望や意図を汲み取り、レイアウト作成の参考にさせていただきます。
最後に
生成AIで作成されたイメージは、デザインの方向性や仕上がりのイメージを共有するための資料として、とても有効です。
一方で、実際の印刷物として仕上げる際には、権利関係やデータの仕様など、画面上では分かりにくい点にも注意が必要です。
「このイメージで作りたい」というご希望がございましたら、まずはお気軽にご相談ください。
ご希望のイメージをもとに、印刷物としてより良い形で実現できる方法をご提案いたします。


