【初めてでも安心】診察券の作り方ガイド!準備から発注まで全解説|vol.15

「クリニックを開業するので診察券を作りたい!」
「そもそも診察券って、どうやって作ればいいの?」

診察券の作り方は、一見するとシンプルに見えるかもしれませんが、実際に作り始めると判断に迷う場面が多くあります。

素材の選び方やデザイン、運用方法など、事前に考えておきたいポイントも少なくありません。

くらし専科が提供する診察券作成サービス『診察券.biz』にも、作成の進め方や素材選び、運用面に関する相談が数多く寄せられています。

診察券は長く使うものだからこそ、作成前に基本的な考え方や全体の流れを把握しておくことが大切です。

この記事では、以下の内容についてわかりやすくまとめました。

【本記事の内容】

  • 診察券作りの基礎知識
  • 種類ごとの特徴
  • 制作の流れ
  • 失敗しやすいポイント

初めて診察券を作る方も、作り直しを検討している方も、安心して準備を進められる内容です。

ぜひ最後まで読んで、診察券の作成にお役立てください。

診察券の作り方についての基礎情報

診察券を受け取る女性

診察券を作り始める前に、まず押さえておきたい基本的な考え方があります。

  1. 診察券は使いやすさも大切
  2. 自作が向かないケースもある

これらを知っておくだけで、診察券を作る際の全体像が把握しやすくなりますよ。

1.診察券は使いやすさも大切

診察券は、患者さまが来院のたびに受付へ出したり、財布に入れて保管したりするものです。

そのため、見た目の印象だけでなく、扱いやすさや分かりやすさも重要な要素になります。

サイズが大きすぎる、文字が読みにくいといった状態では、患者さまにとって小さなストレスになりかねません。

素材や仕様の選び方によって、折れやすさや劣化のしやすさにも差が出ます。

作成前に「どのように使っていただくか」を意識しておくことで、実際の運用でも不便の少ない診察券を作りやすくなります。

2.自作が向かないケースもある

診察券は、デザインツールを使って自分で作成することも可能です。

制作会社に依頼するより費用を抑えられる点は、自作のメリットと言えるでしょう。

一方で、使いやすいデザインに仕上げることや、カードの材質を適切に選ぶことは意外と難しく専門性の高いソフトや印刷に関する知識が求められる場面もあります。

見た目は問題なく仕上がっていても、実際の運用で読み取りエラーが起きたり、耐久面に問題が出たりするなんてケースも想定されます。

日々の運用まで見据えて診察券を作成するのであれば、制作会社に相談しながら進めるという選択肢も視野に入れておくとよいでしょう。

診察券の種類と選び方

診察券にはいくつかの種類があり、選ぶ素材によって耐久性や再発行のしやすさ、患者さまに与える印象が変わります。

どれが正解か…ではなく、運用方法や使用シーンに合っているかどうかが判断のポイントです。

ここでは、診察券でよく使われている主な種類を紹介します。

  1. PVCカード
  2. PETカード
  3. 磁気入りカード
  4. 紙製カード

それぞれの特徴を順番に見ていきましょう。

1.PVCカード

薄型クレジットカード型診察券「カテナチオ0.5」です。

PVCカード

PVCカードは、プラスチック素材を使用した耐久性の高い診察券です。

厚みには複数の種類があり、クレジットカードと同程度の厚みを選べるケースもあります。

くらし専科では、PVCカードを「カテナチオ」という商品名で取り扱っており、長期間の使用を前提とするクリニックで選ばれることが多い素材です。

折れや汚れに強いため、再発行の手間を減らしたい場合や、しっかりした印象を持たせたい場合に適しています。

2.PETカード

0.25mmの薄型PET素材診察券「診察券PETカード」です。

PETカード

PETカードは、薄くて軽く、折れにくい素材の診察券です。

日常的に財布へ入れて持ち歩くことを想定した場合でも扱いやすく、耐久性とコストのバランスに優れています。

紙製よりも傷みにくく、PVCカードほど厚みを出さずに済むため、幅広い診療所で選ばれやすい素材です。

初めて診察券を作るクリニックや、費用と実用性の両立を重視する場合に向いています。

3.磁気入りカード

磁気テープ付きのプラスチック診察券です!

磁気入りカード

磁気入りカードは、PVCなどのプラスチック素材のカードに磁気ストライプを加工したタイプの診察券です。

磁気情報を読み取れるため、再来受付機や読み取り機を導入しているクリニックで採用されています。

運用効率を高めやすい一方で、受付機の機種や仕様によって対応可否が異なるため、作成前の確認は欠かせません。

また、磁気ストライプ部分には印刷できない範囲があるため、記載内容やデザインの配置には注意が必要です。

●関連記事:【コラムvol.12】「機械に通せる診察券」ってどれを選べばいいの?

4.紙製カード

格安ながらお値段以上の満足感!「紙製診察券」です。

紙製カード

紙カードは、紙素材を使用した診察券で、比較的コストを抑えやすい点が特長です。

スタンプカードや予約カードと併用しやすく、短期間での利用や配布枚数が多い場合に選ばれることがあります。

ただし、折れやすさや汚れやすさといった点には注意が必要です。

くらし専科では、厚みがあり丈夫な上質紙を採用し、筆記のしやすさにも配慮しています。

診察券の作り方5つの手順

診察券は、自作する方法と制作会社に依頼する作成方法があります。

この章では、実際に多くのクリニックで選ばれている「制作会社に依頼する場合」の流れを中心に、5つのステップで紹介します。

  1. まずは方向性を決めていく
  2. 素材や仕様の候補を絞っていく
  3. デザインの進め方を選ぶ
  4. 依頼内容を確定し制作を進める
  5. 納品後に最終チェックを行う

すべてを最初から決める必要はなく、相談を重ねながら少しずつ形にしていけばOKです。

【手順1】まずは方向性を決めていく

まずは、作成の方針について制作会社に相談し、全体の方向性を擦り合わせていきます。

この段階では、細かな仕様まで決まっていなくても問題ありません。

一般的には、次のような内容を伝えておくとスムーズに進行しやすくなります。

  • 医院名や診療科目などの基本情報
  • 診察券を新しく作る理由(開業、作り直し、増刷など)
  • 受付機の有無
  • デザインの希望があれば、そのイメージ

クリニックのロゴデータがある場合は、制作会社に共有するとデザインに反映できますが、ロゴがなくても診察券の作成は可能です。

【手順2】素材や仕様の候補を絞っていく

次に、診察券の素材や仕様について検討します。

紙・PET・PVCといった素材の違いや、カードの厚み、印刷内容などを、運用イメージに合わせて確認します。

患者さんの持ち歩き方や使用頻度によって、適した素材は変わります。

判断に迷う場合は、制作会社に相談しながら候補を絞っていきましょう。

くらし専科では、使用シーンを丁寧にヒアリングしながら、無理のない仕様を提案しています。

【手順3】デザインの進め方を選ぶ

診察券のデザインは、どこまで自分で関わりたいかによって進め方が変わってきます。

豊富なテンプレートからお気に入りのものを選んだり、すべてのデザインをプロにトータルコーディネートしてもらったりと、制作会社によって提供されているサービスは多岐にわたります。

くらし専科の場合、希望に応じて以下の作成コースから選べます

■くらし専科のデザイン作成コース

作成コース一覧 こんな方に向いています
「テンプレートから作成」コース 手間をかけず、できるだけ早く作りたい!
「ラフ画を元に作成」コース すでに配置や雰囲気のイメージが頭の中にある!
「現在の診察券から乗り換え」コース 今使っている診察券と同じものを作りたい!
「フリーデザイン」コース デザインはプロの専門スタッフに任せたい!
「プレミアムフリーデザイン」コース 複数案を比較して決めたい!
「完全データ入稿」コース 自作、または外部制作データを使いたい!

各コースの詳細は、下記の公式ページからチェック可能です。

●参照:診察券.biz「デザイン作成」

【手順4】依頼内容を確定し制作を進める

進め方が決まったら、診察券の依頼内容を具体的にまとめていきましょう。

記載情報やデザイン案を確認し、必要に応じて修正を重ねながら内容を固めていきます。

内容や仕様に問題がないことを確認できたら、制作が進み、診察券が納品されます。

【手順5】納品後に最終チェックを行う

診察券が届いたら、内容に問題がないかをあらためて確認します。

記載情報の誤りや印刷のズレ、色味などをチェックしておくと安心です。

磁気やバーコードを使用している場合も、事前確認に加えて、実際の運用環境で再度読み取りテストを行っておくと安心感が高まります。

気になる点があれば、早めに制作会社へ相談することで、スムーズな対応につながります。

診察券作りで失敗しやすいポイント3選

診察券は、完成後に内容を変更したり作り直したりすることもできます。

ただし、判断を誤ると余計な手間やコストがかかってしまうケースも少なくありません。

ここからは、実際によく見られる「判断のズレ」や「見落としがちなポイント」を整理します。

  1. 価格だけで素材を決めてしまう
  2. 受付機との相性を想定していない
  3. 制作会社選びの基準がわからない

自院の状況と照らし合わせながら、当てはまる点がないか確認してみてください。

1.価格だけで素材を決めてしまう

開業準備ではさまざまな費用がかかるため、診察券もできるだけ安く抑えたいと考える方は少なくありません。

とはいえ、価格だけを基準に印刷素材を選ぶと、折れやすさや汚れやすさが気になり、再作成が必要になるケースもあります。

初期費用だけでなく、どのくらいの期間使うか、どのように扱われるかまで含めて考えることが大切なのです。

2.受付機との相性を想定していない

再来受付機や読み取り機を使用している場合、診察券の仕様が合わないと正常に読み取れないことがあります。

カードの厚みや印刷位置、磁気やバーコードの仕様は、機器の種類によって影響を受けやすいポイントです。

使用している機器が決まっている場合は、その情報を事前に共有しておくことが重要です。

3.制作会社選びの基準がわからない

診察券の制作を依頼する際、価格だけで制作会社を決めてしまうケースも見受けられます。

しかし、依頼する範囲や進め方によって、完成後の使いやすさや満足度は大きく変わります。

制作会社を選ぶ際は、価格に加えて、次のような点も確認しておくと安心です。

  • 医療機関向けの診察券制作実績があるか
  • 制作事例やデザインの傾向が自院に合っていそうか
  • 利用者の口コミや評判に不安な点がないか
  • 要望や状況を丁寧にヒアリングしてもらえるか
  • 作成後の修正や増刷にも対応してもらえるか

実績や評判を含めて総合的に判断することで、「思っていた仕上がりと違った…」「運用しづらかった…」といった失敗を防ぎやすくなりますよ。

●参照:診察券.bizをご利用いただいたお客様の声

診察券の作り方に関するよくある質問

よくある質問

診察券を初めて作成する際に、よく寄せられる質問を以下にまとめました。

開業準備中の方や、作り直しを検討している方はぜひ参考にしてください。

Q. 診察券は自作しても大丈夫ですか?

簡易的な診察券であれば、自作すること自体は可能です。

ただし、素材や仕上がり次第では使いにくく、運用面で手間が増えることがあります。

再来受付機を使用する場合や、長期間の利用を想定している場合は、制作会社への依頼を検討するのがおすすめです。

Q. 診察券のサイズはどれが一般的ですか?

一般的には、クレジットカードと同じサイズが多く使われています。

財布に収納しやすく、管理もしやすいため、特別な理由がなければ標準サイズを選ぶことが多いようです。

受付機を使用している場合は、対応サイズを事前に確認しておくと安心です。

Q. 診察券の作成にはどれくらいの料金がかかりますか?

診察券の料金は、素材や印刷方法、枚数、加工内容によって変わります。

紙製のカードは比較的費用を抑えやすく、プラスチックカードは耐久性が高い分、価格が上がる傾向があります。

正確な金額は仕様が決まらないと算出はできません。そのため、制作会社に見積もりをお願いするとよいでしょう

なお、くらし専科の料金目安は、以下の関連記事でわかりやすく紹介しています。

●関連記事:【コラムvol.10】診察券の作成料金をわかりやすくご説明!

Q. 作成から納品まではどれくらい時間がかかりますか?

制作会社によりますが、データ確定後から納品まで数日~数週間が目安というケースが一般的です。

内容や仕様、混雑状況にもよっても納品タイミングが変動することもあります。

開業日やリニューアル日に合わせたい場合は、余裕を持って準備を進めることが大切です。

なお、くらし専科ではお客様に長く大切に使っていただけるよう、データ確定後から2週間前後での弊社発送を目安に対応しております。

●関連記事:【コラムvol.09】ご開院・リニューアルに診察券の準備を間に合わせる!

Q. 増刷する場合デザインは作り直しになりますか?

デザインデータが保管されていれば、基本的に作り直す必要はありません。

同じ仕様で増刷するケースが多く、内容変更がある場合のみ調整が入ることが一般的です。

将来的な増刷を想定して、データの管理方法も確認しておくのがおすすめです。

くらし専科ではデザインデータを半永久的に保管しておりますので、単純増刷はもちろん、記載内容やデザインを一部変更しての増刷もお任せください!

診察券の制作は専門会社へ相談するのがおすすめ!

診察券は、素材や仕様、運用方法によって使い勝手が大きく変わるものです。

そのため、診察券制作に詳しい専門会社へ相談しながら進めることで、全体のバランスを取りやすくなります。

実績のある制作会社であれば、運用を踏まえた提案や、将来的な増刷まで見据えた対応が期待できます。

要望が完全に固まっていない段階でも、整理しながら進められる点は安心材料のひとつです。

弊社、くらし専科が運営する「診察券.biz」では、ヒアリングを重ねながら診察券制作を一貫してサポートしています。

仕様や進め方について不安がある場合も、気軽に相談できますよ。

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本コラムでは、診察券の制作をはじめ、医院運営に役立つ情報を今後もお届けしていきます。

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