診察券のサイズはどれが正解?標準86×54mmが選ばれている理由|vol.17
診察券を新しく作成する際や作り直すタイミングで、意外と悩むのがサイズ選びです。
診察券そのもののサイズに明確な規定はなく、自由に決められます。ただ、実際の運用状況を見ると多くの医療機関で標準的なカードサイズが採用されています。
弊社「くらし専科」でも、患者が管理しやすく、受付業務でも扱いやすいという点を踏まえ、この一般的なサイズを推奨しています。
とはいえ、すべてのクリニックにとって標準サイズが最適とは限りません。診療内容や院内の運用によっては、別のサイズを選んだほうが無理のないケースもあります。
この記事では、診察券のサイズについて「なぜ標準サイズが多く選ばれているのか?」を確認しながら、用途に応じた考え方を解説します。
診察券を作る際の判断材料として、ぜひ参考にしてみてください!
診察券の標準サイズは86×54mm#

クレジットカードや会員証など、日常的に使われるカード類は、86×54mmの寸法で作られています。
このサイズは、国やメーカーが異なっても共通で使えるよう、国際的な基準に基づいて定められています。そのため、カードケースや保管トレーなどの備品の多くも、この寸法に合わせて設計されているのです。
診察券も同様に、標準規格に沿ったサイズ設計で全国の医療機関において広く採用されてきました。
●出典:ISO/IEC 7810 Identification cards — Physical characteristics
診察券に86×54mmが選ばれ続けている理由#

標準サイズが広く使われているのは、単に一般的なカードサイズだからではありません。
理由としては、以下のように患者さまとクリニックの双方にメリットがあるからです。
- 患者さまが管理しやすいサイズであるため
- クリニック側の運用が安定しやすいため
それぞれの視点から、選ばれている理由を紹介していきます。
1.患者さまが管理しやすいサイズであるため#

診察券は、日常的に携帯することを前提としたツールです。
86×54mmのカードサイズは、一般的な財布やカードケースに収まりやすく、他のカード類とまとめて保管できます。
サイズが特殊でないため持ち運びの負担が少なく、来院時に忘れられにくい点もメリットのひとつです。
2.クリニック側の運用が安定しやすいため#

86×54mmは、院内で使用される備品とも相性がよいサイズです。
市販の保管トレーも標準のカード規格を前提に流通しているため、特別な備品を用意せずに運用できます。
大きすぎず小さすぎないサイズ感で、受付での受け渡しがスムーズに行えます。
さらに、標準サイズであるからこそ、将来的な運用変更の際にも対応しやすくなるでしょう。
診察券はサイズだけでなく厚みや素材も確認しよう#

同じ標準サイズでも、仕様の違いによって使い勝手や耐久性は変わります。
診察券を作る際に確認しておきたい主なポイントは、次のとおりです。
【カードの素材】
・紙製はコストを抑えやすい一方、折れやすさや劣化の早さに注意が必要
・プラスチックは耐久性が高く、長期間の使用に向いている
【カードの厚み】
・厚みによって携帯性や扱いやすさが変わる
・カードケースとの相性にも影響する
【ラミネート加工の有無】
・加工後は厚みが増し、仕上がりサイズの印象が変わることがある
くらし専科では、診察券をどのような環境で使うのかを確認したうえで、トータル的に判断を行い制作内容を決めています。
●参考:くらし専科「診察券の種類一覧」
診察券と名刺はサイズが異なる#

一般的な名刺サイズは91×55mmで、診察券で多く使われる86×54mmより一回り大きい寸法です。
この数ミリの差によって財布やカードケースに収まりにくくなり、無理に収納すると負荷がかかって痛みやすくなります。
診察券は、患者が長期間携帯し、繰り返し使用することを前提としたカードです。なんとなくで名刺サイズを選んでしまうと、日常の管理や耐久面で不都合が生じやすくなることを覚えておきましょう。
くらし専科では、こういった運用面での懸念点を踏まえて、名刺サイズの診察券制作は対応しておりません。
あえてサイズ展開を絞ることで、クリニックに必要な仕様に集中でき、高品質かつコストパフォーマンスの高い提供を実現しています!
標準サイズ以外の診察券を検討するケース#

診察券は標準サイズが多くの場面で扱いやすい一方で、院内の運用によっては別サイズを検討したほうが無理のないケースもあります。
標準サイズ以外を検討する主なケースは、次のとおりです。
- 記載する情報量が多く、一般的なカードサイズではレイアウトに余裕が出にくい場合
- 大きな文字サイズや十分な余白で、視認性を優先したい場合
- 院内で独自の管理方法や備品を使用しており、運用面での相性を考慮する場合
また、サイズ変更を検討する際は、厚みや素材との組み合わせにも注意が必要です。携帯性や扱いやすさは、サイズだけでなく仕様全体によって左右されます。
くらし専科でも、用途や院内での運用を確認したうえで、標準サイズ以外の診察券制作に対応しています。
●参考:くらし専科での対応例
まずは一般的なサイズを基準にしつつ、必要に応じて無理のない仕様を検討することが重要ですよ。
診察券のサイズで迷ったら標準を基準に検討してみよう!#

診察券のサイズ選びに迷った場合は、86×54mmの標準サイズを基準に考えるのが現実的です。
患者さんが管理しやすく、受付業務でも扱いやすいため、多くの医療機関で採用されています。
一方で、院内の管理方法や制作工程によっては、標準サイズ以外が適する場合もあります。
弊社の診察券制作サービス「診察券.biz」では、標準サイズを前提にしながら、運用に合わせた仕様相談にも対応可能です。
もしサイズ選びで迷った際は、お気軽に相談してみてくださいね!



